ノスタルジー千夜一夜

失敗と後悔と懺悔の記録(草野徹平日記)

第52夜 善と偽善の間で・・・ジャーニー氏、高須氏、私(ついでに指原さん)

先日、高須クリニック院長の高須氏が自家用ヘリに救援物資を積み込み、石川の被災地を訪問したとの書き込みを見た。
彼は「今は被災地に行く時ではない。行くならば、衣食住の一切で自立して、現地の足を引っ張らない様にしろ」  と言っている。
その言葉は至極当然なことで納得したが、

「排泄物も含めて現地には何も残すな」との指摘は、私にとって厳しい。
1~2週間分の排泄物をため込んで活動するのは、雪中泊で自炊する以上にハードルが高い。
(私の計画では、山林に穴を掘って・・・するつもりだった。 m(__)m  )

 

高須氏自身、石川で数日を過ごしたと思うのだが、
「本当に、彼自身も彼のスタッフも、立ちション一つしなかったのだろうか?」
との疑問が湧いてくる。
彼の行ったボランティア活動に対して失礼な言いがかりをつけるようで申し訳ないが、彼が過去に行ってきた言動により、私は彼に大きな不信感を持っている。
彼の書き込みを見て、意地でも自分の排泄物を持ち帰ろうと思った。

東北震災の折、現地でジャニーズ事務所のステージ用電源車が大活躍していた。
また、支援物資が山積みされた体育館の一角には、ジャニーズ事務所からの沢山の支援物資が並んでいた。
素直に、ジャニーズは偉いと思った。
だが、最近のジャーニー氏の犯罪を巡る報道を見て、彼自身や事務所運営者への信頼感は吹き飛んだ。

 

熊本地震の時、同じように被災した大分県に向けて、大分出身の元AKB48・指原さんが、高額な寄付金を寄せた。
当時、それを賞賛する声と同時に、「売名行為だ」と非難する声もあった。
私は素直に「えらい!」と思ったが、

「近く予想される国政選挙に、○○党から立候補するための下準備かも知れない」との報道を読み、裏切られた気がした。
結局彼女は立候補はせず、彼女の寄付は全くの善意からだったのだと思う。

(指原さん、疑ってごめんなさい。)

 

そのほかにも多くの有名人が、いろんな被災地で支援に励んだ例は多い。
ある人は周囲を巻き込んで大々的に、ある人はマイペースで、中にはこっそりと行う人もいたろう。
ここでもマスコミには「素晴らしい善行だ」、「売名行為の偽善だ」との意見が見られた。

 

ジャニーズ事務所も高須氏も、被災地支援におけるその行いは素晴らしいと思う。
成果の前には、善だ偽善だの議論は意味をなさない。
善行と偽善の定義は人によって異なり、またどんな悪人にも100%の悪人はいない。
善人も同じだろう。

 

さて、私がやろうとしていることはどんな意味を持つのだろうか。
少し気になる。
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(追記)
計画していた被災地行きは、一旦中止しました。
現地の状況ではまだ素人に出番は無いようで、今は行く時ではないと判断しました。
目下、日々刻々と変わる被災地の情報に気を配っているところです。
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参考資料(北出弘紀氏のfacebook)

www.facebook.com